
私は20代の時に、うつ病によって2ヶ月間の休職を経験しました。
当時、私はまだ若かったので仕事に慣れておらず、上司や顧客からの叱責と残業が連日続き、華金にも一人「今日は週末だから明日のことを気にせず仕事ができる」などと言って周りが引いていました。
体力もメンタルもそれなりにタフだったと思いますが、なかなか成果に繋がらず、夜は遅くまで残業するのに、朝は起きれなくて遅刻するのが当たり前。
当時はあまり広まっていない言葉でしたが、今で言う「アブセンティーズム」が続いていました。
そんな中、先に悲鳴を上げたのは身体の方でした。
白血球がほとんどありませんよ
これは当時、実際に医師から言われた言葉です。
風邪を引いてしまったのですが、風邪薬を飲んで少し休んだら出社し、また熱がぶり返す…こんなことを1週間くらい続けていました。
いま思えば、まず最初に病院に行くべきでしたが、当時は1週間くらい経ってようやく病院に行きました。
そこで血液検査をした時に、「白血球がほとんどありませんよ」と言われました。
仕事は強制的に休みとなり、病院で点滴を打ちながら、悔し涙が込み上げてきました。
ちなみに、私は注射が大嫌いです。
恐怖症まではいかないと思いますが、注射の針が入っているところをまともに直視できません。
そんな私が、一度病院で点滴を打って以来、体調不良の兆しが現れたら自ら医師に点滴を依頼するようになりました。
風邪薬をもらって身体を休めるのではなく、点滴を打ちながら仮眠をとり、即出社していたのです。
そこまでしないと仕事が回りませんでしたし、何より成果を出すために必死でした。
この頃からメンタルも既に、不調の兆しを見せていたのではないかと思います。
泣きながらバスで向かった先
ある日、出社前に突然、涙が止まらなくなりました。
頭は真っ白で、仕事のことを考えようとすると涙が止まらない。
「あ、これはダメだ。」と、すぐに察しました。
仕事を休んで向かった先は心療内科。
バスで向かう途中、仕事のことを忘れようとすればするほど涙が込み上げてしまい、端っこの席で他の乗客にバレないようにしていました。
心療内科で「うつ病」の診断を受け、そのまま仕事を休職することになりました。
うつ病の治療薬を飲んで頭がボーッとしていたからか、あまりにも何もせず過ごしていたからか、休職期間中のことは正直、記憶があまり残っていません。
ですが、定期的に通院して先生にカウンセリングをしていただいたこと、休職中は仕事のことを考えないようにし、とにかく休養を徹底したことで徐々に回復していったのではないかと思います。
最初は1ヶ月の休職期間で診断書を出してもらい、上司とも一度面談をしてもらったのですが、気持ち的にまだ戻れず、休職期間を2ヶ月まで延長してもらいました。
そこでも無理はしないように、とにかく自分の状態をできる限り戻してから復帰するようにしました。
その後2ヶ月の休職を経て復職し、最初のうちは軽微な作業をしながら定時に退社させてもらうことで、徐々に仕事のリズムを掴めるようになりました。
頑張りすぎているな、と思ったらまずはご相談ください

私自身がうつ病を経験して感じることは、病気になる前に相談をすることの重要性です。
私は幸いにもまだ軽度のうつ病だったようで、2ヶ月で復職し、徐々に成果も出せるようになり、2年後には会社でMVPを取るまでに回復・成長することができました。
ですが、うつ病になってそのまま退職するというケースや、復職してもぶり返すというケースもありますし、実際に私は複数の会社でそれを目の当たりにしてきました。
うつ病は心の風邪ともいいますが、風邪で何ヶ月も休むことはないでしょう。
アブセンティーズムが起きている時点で既に風邪を引いており、うつ病で休職する時点ではもっと大きな病気を併発していると考えるべきです。
そこで大事なのは予防の観点、つまり病気になる前に休養をとったり、誰かに相談をすることで、未然に防ぐことではないでしょうか。
私は自信がないと感じ続けており、仕事で成果を出すことでそれを解消しようと頑張りすぎた結果、自分で仕事を“生きづらい”環境にしてしまっていました。
きっと皆様も、それぞれに理由があり、お仕事を頑張ってこられたのではないでしょうか。
お仕事に関する悩みも、ぜひお気軽にご相談ください。
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